尼崎、2ヶ月目

初めてのひとり暮らし、環境や所感など


・木は良いものだ
新居のベランダには3メートル近い柿の木が植わっている。
木陰の揺れにあわせて頭をくわくわさせて、わざと目に陽があたるようにしている。
陽が目に入ると滲みて、泣いているようで燃えてしまいたいと言う。いつも。

・猫ちゃん
窓を開けておくと家に猫が入るようになった。
餌をやらないせいか長居しない。長居されたら俺も困ってしまう。
でも好きは好きで、毎日来てよねと思う。

・六甲で鳴る号砲がある
故郷には山が無かった。生活をする上で視界に入る山は特別な気がする。
空気の純粋な日は山が近い。山が近いと、周りの音が止んで号砲が聞こえる。
花火がドンと打ち上がって破裂するまでの、あの時間のような。

・座ション主義
便器が汚れるのって苦手だ。俺は男だから勇ましく立ってしたいが、
飛び散ったのを始末する姿は女な気がする。
座ションは手頃なソリューションだ。俺は、真の男は座ると信じている。

・終わらない自分イジメ
これは特別なことではないけれど、ひとりだと自分を傷付けてしまう。
バレるのが嫌だからガワは可愛がっている。中身はスクラップで溢れそうだ。
いつか終わると愚痴って、アンビエントに散歩するのだ。