月島の日記

無理になってきた人

京都の一部始終


八坂神社を左手に四条通りの交差点を横断していたらものすごい夕焼けに襲われた。それのせいで力尽きた。大和大路を抜けるつもりだったけど、四条大橋ドトールで机に突っ伏して、いつまでもめそめそしていた。夕焼けはもうどこかへ行ってしまった。何かを決めかねているような気持ちで橋の往来を見下ろしていた気がする。当時は薬なんて知らなかったから、そうするしかなかった。煙草がきれたので外へ出る。急に走り出したい気分になり、鴨川を南へ疾走する。やがて東海道線にぶつかり、北へ引き返す。川端町を経由して京都駅に至る。途中、第一旭の行列を横目で見た記憶がある。京都駅5番線のプラットホームは、学生や社会人が下を向きながらまばらに電車を待っていた。その群れと一緒になってJR快速に乗り込むと、桂川駅はすぐだった。駅併設のイオンでパンを見て、見て買わなかった。駅前のバスストップで市バスに乗り込む。降りるバス停の名前を忘れていた。窓から団地が見えたので「ここかもしれない」という気持ちで降車する。しばらくうろついて、それらしい棟を見つけた。エレベーターがないので階段で6階へ。表札を確認してベルを鳴らす。扉が開く。
「おかえりなさい」